仕事もリモートワークとなり通勤が消滅し、休日もスーパーやコンビニにしか行かない日々を送っています。
- 一回だけ仕事の都合で大阪行ったけど、滞在時間の9割以上を客先かホテルで過ごした
- 新幹線で指定席を取ったら車両に3人しかいなくてウケた
- いや、ウケないな、、
今までであれば職場付近の店で昼食を食べたり何か買って帰ったり、もしくは土日に小旅行することで適度に散財していたのですが、それらが出来なくなったことで浪費癖は必然的に通販へと向かうことになります。
特にそのタイミングを狙ったかのようにサウンドハウスが10%オフクーポンやらポイント15倍クーポンやらを配っていたことで、《1》今まで「今は買わないけどいつか買いたい」レベルだったものが続々と家に配達されてくるようになりました。
- ミキサー、マイクスタンド、カリンバ、○○○、○○○○○○…
- ドン引きされそうなものは流石に隠す
そんな中、新しい楽器が家に届いた、という流れです。
僕とテルミンとの出会い
大人の科学マガジン編集部
学研プラス (2007-09-28)
売り上げランキング: 205,409
学研プラス (2007-09-28)
売り上げランキング: 205,409
中学生か高校生のときに当時ネットでウケてたのを見て買ってもらったような覚えがあります。
かなり昔の話なので写真も残っていませんが、アルミホイルでアースを付ける改造をしたりしてかなり遊んでた思い出があります。
- テルミンを知る理由の残り10%は太鼓の達人もしくは昔のクレーンゲームの景品
結局アンテナが折れたか何かで一回手放すこととなり、そこからテルミンとはしばらく距離を置くこととなりました。
その間、世間ではマトリョミンやオタマトーンが発売されるなど、楽器オタクオタクの間では広く認知されるようになりました。
ただ私は他の楽器を始めたりして興味を強く持つタイミングがなく、脳の端に「テルミン」の4文字が染み込んだまま過ごしておりました。
で、上の《1》に戻ります。
かの有名なオンド・マルトノも初期型はテルミンのクローン品だったようです。
テルミンは2つのアンテナが飛び出た箱のような形状をしていることが多いです。
アンテナというのは比喩ではなく、電流と電波を相互に変換する、導体で出来た構造を持つ装置(引用: Wikipedia)そのものです。
アンテナのうち、右側から真上に伸びているのがピッチ調整用で、左側面から真横に突き出ているのが音量調整用です。
テルミンは起動するとすぐに正弦波(もしくは加工された音色)が鳴り始めます。
その状態で右手を右側のアンテナに近づけると音が高くなり、遠ざけると音が低くなります。
また、音が鳴っている状態で左手を左側のアンテナに近づけると音が小さくなり、遠ざけると大きくなります。
チューニングや音色の調整など準備作業はありますが、演奏面においては上記以外の操作はありません。
つまり、クロマチックに音程を変える方法も完全に音を止める方法もありません。
操作が複雑なのに機能が少ないというロマン溢れる楽器です。
ここで萎えるかロマンに惹かれるかは完全にその人次第ですね。
安価なテルミンや、テルミンをモチーフにしたおもちゃなどでは強弱調整用のアンテナが無いことがあります。
その場合は音で遊ぶ用途としては操作が楽になる反面、コンサートなど繊細な表現を必要とする場には向かないようです。
Moog社からは他にもEtherwave Theremin ProやPlusなどの上位機種も出ていましたが販売終了となり、現状入手可能なのはこのStandardとシンセに近いThereminiのみのようです。
YouTubeの演奏動画を見ると、プロ奏者はEtherwave Theremin Proの所有率が高く、それ以外のプロや楽器としてちゃんと演奏しているアマチュアはほぼこのStandard (もしくは形が似ているPlus)でしょうか。
Thereminiや学研のプレミアム・テルミンは値段の安さもあり「テルミン始めてみました!」という層に普及しているように感じます。
税込で5万円を超えるぐらいだったので衝動買いの価格としては反省レベルですが、この価格でプロユース可能な楽器を変えると考えると非常にお得とも言えます。
テルミンという楽器の性質上、壁や他のもの(特に金属類)からは距離を開ける必要があります。
マンションが鉄筋コンクリートということもあり、壁に近づけすぎると意図せぬ音が鳴ったり逆に音が出なくなったりしました。
私はテルミンの出力をミキサーに入れてからスピーカーなりヘッドホンなりで流しています。
もし無い場合はアンプもしくはアンプ機能のあるデバイスを買う必要があります。
調べた限りでは日本語サイトでの実装レポートが見つからなかったので、ここで人柱となるという手もあります。
その間、世間ではマトリョミンやオタマトーンが発売されるなど、楽器オタクオタクの間では広く認知されるようになりました。
ただ私は他の楽器を始めたりして興味を強く持つタイミングがなく、脳の端に「テルミン」の4文字が染み込んだまま過ごしておりました。
- 白状すると大学のときにテルミンmini+を買ってたんだけど引っ越しのときに壊した
- 懐かしさだけで買ってはいけない(泣)
ぴえん🥺
で、上の《1》に戻ります。
それでも恐らく多くの人はテルミンを知らない
テルミンは世界初の電子楽器で、シンセサイザーの源流となります。かの有名なオンド・マルトノも初期型はテルミンのクローン品だったようです。
- テルミンはテルミン博士発明したし、オンド・マルトノもマルトノ技師が作った
- オンド・マルトノは賢明なめでブロ読者諸兄諸姉は既にご存知かと思うので説明は省きます
オンド・マルトノはトゥーランガリラ交響曲をはじめ多くのクラシック楽曲や映画音楽でも利用されていますが、テルミンはほぼ無いと言ってしまっても良いかもしれません。
少なくとも私が所有しているCD音源の中ではファジル・サイの交響曲第2番「Mesopotamia」および第3番「Universe」しか使用されていませんでした。
- というか恥ずかしながらこの曲の中でテルミンを使ってたことを今知った
- 調べたらショスタコーヴィチも映画音楽で使ってたらしい
その理由は、テルミンという楽器の奏法の奇怪さにあると思います。
貴重なテルミン博士の自作自演動画
テルミンは2つのアンテナが飛び出た箱のような形状をしていることが多いです。
アンテナというのは比喩ではなく、電流と電波を相互に変換する、導体で出来た構造を持つ装置(引用: Wikipedia)そのものです。
アンテナのうち、右側から真上に伸びているのがピッチ調整用で、左側面から真横に突き出ているのが音量調整用です。
いらすとや、何でもあるな…
テルミンは起動するとすぐに正弦波(もしくは加工された音色)が鳴り始めます。
その状態で右手を右側のアンテナに近づけると音が高くなり、遠ざけると音が低くなります。
また、音が鳴っている状態で左手を左側のアンテナに近づけると音が小さくなり、遠ざけると大きくなります。
いらすとや、何でもあるな…2
チューニングや音色の調整など準備作業はありますが、演奏面においては上記以外の操作はありません。
つまり、クロマチックに音程を変える方法も完全に音を止める方法もありません。
操作が複雑なのに機能が少ないというロマン溢れる楽器です。
ここで萎えるかロマンに惹かれるかは完全にその人次第ですね。
- ちなみに私はスパロボFではエヴァ初号機を前線でめっちゃ使ってました
安価なテルミンや、テルミンをモチーフにしたおもちゃなどでは強弱調整用のアンテナが無いことがあります。
その場合は音で遊ぶ用途としては操作が楽になる反面、コンサートなど繊細な表現を必要とする場には向かないようです。
何を買ったか
今回買ったのはMoog社のEtherwave Theremin Standardです。
下のスタンドは普通のマイクスタンド
Moog社からは他にもEtherwave Theremin ProやPlusなどの上位機種も出ていましたが販売終了となり、現状入手可能なのはこのStandardとシンセに近いThereminiのみのようです。
YouTubeの演奏動画を見ると、プロ奏者はEtherwave Theremin Proの所有率が高く、それ以外のプロや楽器としてちゃんと演奏しているアマチュアはほぼこのStandard (もしくは形が似ているPlus)でしょうか。
Thereminiや学研のプレミアム・テルミンは値段の安さもあり「テルミン始めてみました!」という層に普及しているように感じます。
税込で5万円を超えるぐらいだったので衝動買いの価格としては反省レベルですが、この価格でプロユース可能な楽器を変えると考えると非常にお得とも言えます。
- なんか全く同じことをめでラジで言った気もする
- 外に出られない今こそテルミンを始めよう!
- 二枚舌
電源コードが後ろでシールドが前だから配線が微妙になる
マンションが鉄筋コンクリートということもあり、壁に近づけすぎると意図せぬ音が鳴ったり逆に音が出なくなったりしました。
私はテルミンの出力をミキサーに入れてからスピーカーなりヘッドホンなりで流しています。
もし無い場合はアンプもしくはアンプ機能のあるデバイスを買う必要があります。
テルミンを練習するにあたり参考にしたいサイト・本
以下、買う前および買ってからの数日間で参考にした・これから参考にしたいサイトを共有いたします。
《2》上記の素人テルミン紹介文なんかより数倍読みやすくて正しい説明が書かれているので、テルミンをより深く知りたい方はまず始めに読んでみると良いと思います。
海外のテルミンコミュニティーサイトです。
私のプライマリー楽器(って言うのか分からないけど)であるコントラバスもテルミンほどでは無いですが決して花形ではないため、こういった有志の集う的なサイトを見ていた記憶があります。
コミュニティーとしてのフォーラム、ブログ記事の他にテルミンの基礎情報や入手情報、自作する場合の回路図まで掲載されています。
英語に抵抗がない方であれば以下《2》に続きます。
世界的テルミン奏者であるCarolina Eyckさんの個人サイトです。
7歳の頃にテルミンを始めたとのことで激ヤバに上手いです。
なんと本人によるテルミン入門動画もアップロードされています。
コントラバスに例えるとゲーリー・カーの講義を見られるようなもので、これはものすごいことだと思います。
- コントラバスに例えることで分かりやすくなってるかは分からない
また、教則本の通販やオンラインレッスンもやっているようです。
45分80ユーロでトッププレイヤーから教えを請うことができるのはどう考えても破格です。
英語に抵抗がない方…と思いましたがそんな方に迷惑を掛けるわけにもいかないので、英語かドイツ語で音楽用語を支障なくやり取りできる自信のある方は申し込んでみてはいかがでしょうか。
あとこのサイトを見て初めて、私の持っている上記ファジル・サイのCDのテルミン奏者がこの方というのを知ってたまげました。
世界最大級のクラシック音楽の楽譜ライブラリーであるところのIMSLPにテルミンのカテゴリーがありました。
見た限りでは著作権の残っている楽譜を作曲者自身が掲載しているパターンが多いのでコンサート等で演奏するのは微妙かもしれないですが、家で練習する分には何も問題ないと思います。
ある程度基礎が出来てきたら曲に挑戦しようと思っています。
次回(あるとすれば)
上記のサイトを読みまくっていたところ、Etherwave Thereminにおいては音域に制限があるらしく、テルミン奏者であるThierry Frenkelさんが開発した?ESPE01というモジュールを実装することで3オクターブまで出せるようです。調べた限りでは日本語サイトでの実装レポートが見つからなかったので、ここで人柱となるという手もあります。
- ESPE01の回路を自作する試みのブログは見つかった
- この記事曰く筐体のネジを外せばある程度改善できるっぽいので、単純にネジを外した場合と本基盤を使用した場合との比較とかやってもいいかもしれない
- …っていう下書きを書いてた後に「木ネジの件は生産時期によっては解消されている」とかいう怪情報も見つけたのでその辺りも確かめたい
あとは練習方法とかを共有してもいいかもしれないですが、素人の練習を載せても社会的な易にならなさそうなので単体では無いかなぁという感じです。
とりあえず人様にお見せできるレベルになったら色々やりたいですね。
0 件のコメント:
コメントを投稿