リュックの中には自作したLet's Splitも入っていたため、どこへでも持ち歩いて使っていた僕は満足に文字を打つことが出来なくなってしまいました。
他にも買い直すべきものは多くあるはずなのですが、気がついたらまた新たなキットを注文していたのでした…
- 今回は製作編は1本のみです
- Let's Splitのときは分割しすぎてダラッダラでしたね。反省
Nyquistにした理由
Let's Splitに慣れていたというところで、左右セパレート、格子型、キーマップ書き換え可能というのが前提条件でした。正直Let’s Splitをもう一回作ってもよかったのですが、盗難に遭ったものがまだ出てくる可能性を捨てきれなかったというのと、数字が打ちづらかったのでもう一行あるといいなと思ったのでNyquistにしました。
- 盗難に遭ったものが戻ってくる可能性は2%らしいけど…
買ったもの
PCBは買うとなると現状では多分ここでしか扱っていないと思います。
白と黒があって、それぞれ描かれてるシルクが違うみたいです。
ケースはPCB、アクリル、ステンレスがあったので一番安かったPCBにしました。
こっちも白と黒でネジ穴の位置が違うみたいなので注意が必要です。
あとケースを買ったらネジとスペーサーが付いてきました。
- この記事書くときにもう一度見に行ったらPCB以外売り切れてた
その他、キーキャップとPro microはAli Express、ダイオードは秋月電子、低頭ねじは東急ハンズで買いました。
合計で11,000円ぐらいだったので、Let's Split(諸々の修理含む)よりもちょっと安く揃えられました。
早速作った
キーキャップ以外が先に揃ったので居ても立ってもいられず製作開始しました。- かわいいとかわいくないのギリギリ中間ぐらいのキャット
ダイオードとTRRSジャックとリセットスイッチを付けました。
もともとダイオードが付いていてI2Cに対応していました。通信がちょっと早くなるらしいですがあんまりわからないです。
Let's Splitと違ってリセットスイッチが独立しています。個人的にはどっちでも良かったかなって感じです。
- Let's Splitよりも12キー増えただけなのに体感の疲労度が2倍ぐらいになった気がする
- ダイオードの足がごちゃごちゃしてたからかもしれないし、そうでないかもしれない
今回は間違えずに足を先に付けました。えらい。
スイッチを並べました。
これが今回一番大変で、スイッチが5ピンだったため基盤に刺さりづらく、さらにケースの材質がPCBだったので無理に押し込むとたわんでしまうので苦労しました。
端から押し込んでいくのも途中から全く入らなくなってしまったので、結局ハンマーで薄く叩くというギリギリの方法でねじり込みました。
良い子のみんなはマネしないでね。
最後にPro microをはんだ付けしました。
また故障するのが怖かったので必要なピンだけ付けようかとも思いましたが、Nyquistの回路図がパッと見つからなかったので全部付けました。
今回、製作開始から組み立て完了までで4時間半ぐらいでした。
Let's Splitのときは最初の製作で6時間+修理で何時間かかかってたのでだいぶ短縮することができました。
やはり慣れというのは大事です。
- そもそもキーボード初自作がLet's Splitは高飛車すぎた感
唯一起こった問題
写真を撮り忘れてしまい恐縮ですが、右側のケースがPro MicroのMicroUSB端子と干渉してしまいネジが閉まらなくなってしまいました。
多分右側は足のスペーサーが要らなかったのだと思います。
もう諸々を付けてしまった後で気付いたため外すことも難しかったので、ケース側を削って対処しました。
多分0.5mmぐらい削っただけですが、これでちょうど入るようになりました。
- 逆にケースが支えになって耐久性が上がるというポジティブな思考を持って生きたい
というわけで完成しました。
キーキャップが届いていないので別件のために買っておいたストックを一時的に使っていますが、これでもいい感じですね。
この記事もNyquistで書いています。
使用感なんかは別記事に書く予定です。
おまけ:CentOS6でQMK firmware実行環境をビルドした
前回「CentOS6系だとyumのAVR-GCCのバージョンが低すぎてコンパイル出来なかった」などと腑抜けたことを書いてしまっていたので、最新のバージョンをビルドして環境構築しました。
ただファイル持ってきてmakeしてるだけなので大したことはしてません。
ただファイル持ってきてmakeしてるだけなので大したことはしてません。
sudo mkdir /usr/local/avr sudo chown hoge /usr/local/avr cd /usr/local/avr/ mkdir src (binutilsのインストール) tar zxvf binutils-2.29.tar.gz cd binutils-2.29 mkdir build cd build ../configure --prefix=/usr/local/avr --target=avr --disable-nls make make install export PATH=/usr/local/avr/bin:$PATH cd ../../ (avr-gccのための演算ライブラリ郡のインストール) tar xvjf gmp-6.1.2.tar.bz2 cd gmp-6.1.2 mkdir build cd b cd build/ ../configure make sudo make install cd ../../ tar xvjf mpfr-3.1.5.tar.bz2 cd mpfr-3.1.5 mkdir build cd build/ ../configure make sudo make install cd ../../ tar zxvf mpc-1.0.3.tar.gz cd mpc cd mpc-1.0.3 cd build mkdir build cd build ../configure make sudo make install sudo ldconfig cd ../../ (avr-gccのインストール) tar Jxfv gcc-7.2.0.tar.xz cd gcc-7.2.0 mkdir build cd build ../configure --prefix=/usr/local/avr --target=avr --enable-languages=c,c++ --disable-nls --disable-libssp --with-dwarf2 make make install cd ../../ (avr-libcのインストール) tar xjvf avr-libc-2.0.0.tar.bz2 cd avr-libc-2.0.0 mkdir build cd build/ ../configure --prefix=/usr/local/avr --build=`../config.guess` --host=avr make make install (avrdudeのインストール) tar zxvf avrdude-6.3.tar.gz cd avrdude-6.3 mkdir build cd build/ ../configure --prefix=/usr/local/avr make make install (QMK firmwareのコンパイルと転送(superuserになる必要があった)) cd ~/qmk_firmware-master/keyboards/nyquist/ su make rev1-medetai-avrdude
gccのmakeがめちゃくちゃ時間かかっただけで、後はけっこう流れました。
参考にしたサイトによってはパッチを当てないといけない等と書いてたりしましたが、現時点での最新バージョンによる構成ではパッチもファイルの書き換えも不要でした。
まとめ(てない)
自作キーボードってググラビリティ低い名前が多いのは理由があるんでしょうか。
Nyquist然りLet's Split然りMiniDox然りGherkin然り。
- Let's Splitはレツプリでだいたい通るのでかなり有り難いです
- が、僕は流行る前に一人だけ「レッスプ」って読んでたっていう自負?があるので多用しないようにしています
次回、盗まれていなければ使用感レビューを書きます。
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