そして初の連載企画(?)になります。
先日記事にしたBarocco MD600で味を占めたので、分割キーボードの調査を行っていました。
将来的に家用にMD600、研究用にErgoDoxというのは決めており、持ち運び用(バイトなど)にも1つ欲しいと考えていました。
そこで、数ある種類の中からLet's Splitというオープンソースキーボードを作ることにしました。
Let's Splitの概要については他サイトに任せます。
- 他は有名なところだとKinesisとかμTRONキーボードとかで、某所で最近話題になってるのはUltimateHackingKeyboardとかLY092-MINIとかですかね
- どれも写真を見てるだけでゾクゾクしてきます
- フェチズムに近い
Let's Splitを作る理由
選んだ理由としては、①小さい、②格子型、③(比較的)安いの3つが大きいです。①小さいについては、持ち運びを考えているためPlanckをベースとした40%キーボードというのは非常に魅力的だと感じました。
どうしてもKinesisを持ち歩くというのは現実的でなさそうですからね。
- 前に大学でノートPCとフルサイズのHHKB持ち歩いてガチャガチャやってる人いてヤバい人認定してしまった
- 結局講義中に発狂するヤバい人だったけど
②格子型というのは興味というところが大きい部分ではあります。
もともと数年前にTypeMatrixで知った格子型ですが、他だとそれこそPlanckとかぐらいしか聞かないような気がします。
なんか最近「キートップが列ごとにずれてるのはタイプライター時代の名残だ」という説をどっかで聞いたのもあって、同じ理由から配列を変えた過去のある自分としては格子型を試してみたいと思っていました。
ただ、なんだかんだ言っておきながら結局③(比較的)安いというのが理由オブ理由です。
制作ガイドによれば大体$100-186とのことでそもそも他の選択肢からすればだいぶ安いですが、部品とかを安いところで買えばもっと削れるのが自作キーボードのいい点ですね(?)
- キーボード100ドルがクッソ高いという世論が聞こえてきそう
というわけで本記事ではギリギリの予算で部品を調達したところまで書きます。
必要なもの
上記制作ガイドに書いてありました。
この他に光らせるためのLEDテープとケーブルが必要になります。
PCBとTRRSジャック
SwitchTopというサイトで買いました。
PCBはここ以外でもう少し安く買えるっぽいです。
ただ、TRRSジャックはここ以外だとDigiKeyしかないみたいで、しかもそっちだと送料が2000円ぐらいかかるのでここで買えたのはラッキーでした。
マイコンとスイッチとキーキャップとTRRSケーブル
めでたいご用達通販サイトAliExpressで買いました。
マイコンはArduino互換のパチモン廉価品Pro MicroでスイッチはCherry MXのパチモン廉価品Gateron製黒軸です。
スイッチは120個買って他のキーボード作りたい人と分けました。
キーキャップは安いなりの作りだったので今後もっと高いのに交換すると思います。
あと写真撮った時にはまだ届いていなかったTRRSケーブルも買ってます。
- 届く前に撮るなって話ですが
細かい部品系
一個一個通販で買うのも癪だったので秋葉原に行って買いました。
ダイオードとタクトスイッチを秋月電子、LEDテープとケーブルをアキバLEDピカリ館、ネジを西川電子部品でそれぞれ買っています。
こういうことをするために首都圏に住んでる節がありますね。
アクリルケース等
アクリルケースは制作ガイド推奨方法だとPonokoで発注とのことなのですが、日本からのオーダーだと制作費より送料が3倍近くかかるトンチキだったので別な方法を考えました。
- 他の作例見てると皆さんPonoko使ってるので普通にこのサイト使うのが安全だとは思います
東急ハンズでアクリル板を買って西八王子にあるクラフトカフェWarkさんのレーザー加工機でカッティングしてもらいました。
予約をしてアクリル板を持って店舗まで行きその場で加工してもらいました。
時間は10分かからないぐらいで完了しました。
精度も申し分ないです。
ついでにアクリルの余ったところでめでたいキーホルダーも作りました。
あと東急ハンズでクッションゴムも買っておきました。
総額
送料別で1万円を切るぐらいでした。
やはり安物とはいえキーキャップとスイッチがコスト高いですね…
逆にケースとマイコンはだいぶケチれたと思います。
次回予告
初めての電子工作、
慣れぬはんだ付け、
焦る心、
飛び散るパーツ……
次回、挫折そして買い足し編へ続きます。
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