なぜ商標登録をするのか
今までさんざんネット活動してきた間にも色々固有名詞を作ってきたのですが(e.g. 多摩川沖300m海底、めでラジ、めでクイ、めでファミ…)、商標登録は全く考えたことがありませんでした。別に大した活動をしてなかったのと、特に商品になりやすい・されやすい・知名度のあるようなコンテンツを持っていなかったので別にする必要もなかったというごく普通の理由です。
- ハンドルネーム遍歴は名詞ばっか
- めでたい、○○、年金、便所飯…
- 選んでる単語のイメージ幅が広すぎる
ただ今年になり、めでぞうくんというリーサルウエポンを手に入れたため、めでぞうくんを騙る偽物がChat○rbateで有料配信を行ったりめでぞうくんグッズを悪徳業者に作られるのを避けるために商標登録することにしました。
- というのは建前で、やってみたかったっていうのが一番の理由ですね
- いや、めでぞうくんもまだ知名度ないのでつが、、、
あとは新元号関係で商標登録がちょっと話題になっていたのでふと思いついたっていうのが主な理由です。
商品展開とかはめでぞうくんが登録者1000000000000000000000000000万人ぐらいになったら考えます。
巷の商標登録事情
出願されている商標の情報は特許情報プラットフォームから調べることができます。
調べた限りでは個人での商標登録は可能ではあるものの、実際にやってらっしゃる方はあまり居なさそうです。
商標登録はどちらかというと守ってもらうための仕組みのため、手続きしてまで守りたいほどのコンテンツを持ってる人がほとんど居ないからかなぁとは思います。
- めでぞうくん程度でも出願してる人がいるというところを見せることで、個人でもどんどん出願する流れになるみたいなの憧れる
ただ、視点を変えてユーチューバーやマスコットキャラクターという界隈を見ると多くの方々(キャラ達)が商標登録をされています。
特にマスコットキャラは企業や自治体に属していることが多く(というか普通はそう)、安心安全な広報活動を商標登録が日々守ってくれています。
- ちなみにゆるキャラ®は有限会社みうらじゅん事務所および株式会社扶桑社の商標です
- ちなみに®の表記を商標登録されていない名称に付けると商標法74条により3年以下の懲役または300万円以下の罰金刑が科される可能性があるそうです
先行者(Pioneer)はいるのか
いませんでした。
出願者0人
ちなみにめでたいは結構出てました。
一般名詞だと思ってたんですけど大丈夫なんですかね。あんまりよく分かってませんが。
めでたい7の皆様
区分どうする
商標登録を出願する際には区分の設定が必要です。ワードを1個出願すればなんでも守ってくれるわけではなく、商品展開や活動の場に合わせて区分と呼ばれるジャンルごとの登録が必要となります。
また、区分の中でもさらに指定商品・指定役務というより詳細な使用予定を記載しなければなりません。
- 例えばナツメグは香辛料としての用途のほかに薬として使ってる人もいるみたいな
- 色んな意味で例えが悪すぎる
区分については上記特許情報プラットフォームの中の商品・役務名検索から行えます。
めでぞうくんも45区分すべてに登録しても良いのですが、区分ごとに金がかかり(1区分約28,000円)、全区分を網羅しようとすると120万を超えるらしいのでなけなしのペットボトル貯金を崩して1区分だけ申請することにしました。
特許庁のページにあった巻物絵巻
区分をどこにするか熟考した結果、グッズ等については一旦置いておいてまずは配信系を取ることにしました。
特にVの方々がこの区分は抑えてあることが多いっぽいです。
具体的には第38類「グローバルコンピューターネットワーク及びインターネットによるデータ又はオーディオビジュアル画像の送信及び配信(38A01)」にて申請します。
これで○umStar.comでの無断配信も防げますね。
これで○umStar.comでの無断配信も防げますね。
- 国外においては日本の商標権は無効なので、アメリカンなサイトでの無断使用を禁じるにはアメリカで商標を登録する必要があります
書いた
というわけで、独立行政法人工業所有権情報研修館のサイトにて配布していた雛形を使って書いてみました。
黒塗りすると官公庁の内部流出資料みたいでイカす
商標の欄は文字だけでも良いみたいですが、せっかくなので画像も付けてみました。
このモンスターが将来国のデータベースに乗るって考えるとゾクゾクしますね。
出願後は別途色々必要みたいですが、出願の際にはこの登録願と特許印紙があれば良いみたいです。
ともかく特許庁に持っていこう
というわけで、4月某日に特許庁に行ってまいりました。
特許庁BB
さすがは省庁といったところかセキュリティも徹底しており、書類を提出するだけでも受付票の提出、持ち物検査、身分証明書の提示が必要でした。
- 実は昔ピザ配達やってたときに内閣府に届けることがあって、その時にも同じようなの書いた覚えがある
各種届の提出窓口は1階にあります。
「実はこういうの初めてで~笑」って言えば警備員の方が案内してくれます。
で、結論から言うと印鑑を忘れたためこの場では提出できず、郵送にて後日送付するハメになりました(マヌケ)。
ただ受付の方と話して上記出願届の修正は行えたのでまあギリギリ良かったかなっていう感じではあります。
修正箇所は具体的には、括弧付の部分はオプションなので欄自体が不要といいうことと、
特許印紙の金額もこちらで埋めて言う必要がある辺りのことを指摘されました。
この辺りはネットにあまり情報の無い部分だったので非常にありがたかったです。
直したら余計に秘匿文書みたいになった
あとせっかくなので特許印紙を買って帰りました。
前払いが12,000円で、諸々通過した後に残りを支払うような感じらしいです。
- 特許印紙は特許庁以外にも大きい郵便局とかで買えるらしいです
そしてお昼時だったので庁内の食堂で定食を頼んでこの日は終わりました。
日替わりランチ(中華丼) 500円
この翌日に簡易書留にて送付いたしました。
郵送なので控えを返信してもらうための封筒と送付状を別途しました。
写真は撮り忘れたので一枚もありません。
後編は10ヶ月後を待て
出願課の受付の方曰く、商標の審査が川崎東郵便局の税関並に混み合っているらしく、そもそも審査してもらうまでに最大10ヶ月ぐらいの待ちが発生しているらしいです。
なので後編は審査が通ってからになります。
なので後編は審査が通ってからになります。
- よって少なくとも10ヶ月後まではめでぞうくんの活動を続けなければならない状態になってしまった
- ちょうど1周年じゃん
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