2017年7月19日水曜日

Let's Splitキーボードを作る道(挫折そして買い足し編)

前回の記事からの続きです。
買ってきたパーツを組み立てます。



(余談)
僕は全然知らなかったのですが、7月頭ぐらいにツイッターでLet's Splitの共同購入イベントがあったみたいです。
#レツプリ のハッシュタグで皆さまの作例が上げられていて、界隈が盛り上がってるのが伝わってきます。

  • レツプリっていう語感がいいですね。ググラビリティも高まるし
  • Let's Splitで調べてもなんも引っかからない
  • 僕はセンス無いからレッスプって読んでた

セパレートタイプのキーボードのデファクトスタンダードはErgoDoxになると思っていたのですが、そこへLet's Splitなどの対抗馬が出てきて話題になるのはいい流れだと思います。
最近両者のいいとこ取りをしたようなMiniDoxというキーボードも出てきていて今後も目が離せないところです。
(終余談)



まずはじめに断っておくと、本記事は組み立て方解説ではなく失敗談メインとなります。
作業の流れ自体はGitHub上のBuilding Guideや他の作例ブログ様のほうが詳しいと思います。
しくじり先生みたいなイメージで読んでいただけると幸いです。

  • いい解決策を掲載してるとは言っていない


ダイオードとTRRSジャックの取り付け

まず、各キースイッチに対応するダイオードを半田付けしました。
数年ぶりの半田ごてだったのでなかなか大変でしたが、途中からコツをつかんできていい感じにできたと思います。
片側24キーなので合計48個を付けました。


アノードとカソードの向きみたいな話をいつか学んだような覚えはありますが忘れてました。
電気が流れる方向の上流がアノード、下流がカソード。
ダイオードに黒いラインが入ってるほうがカソード。
基盤の丸いほうがアノード、四角いほうがカソード。
ついでにLEDの足が長いほうがアノード、短いほうがカソード。
分かってしまえばあとは楽ですね。



この段階でTRRSジャックも付け、ジャック下部のジャンパもついでにくっつけました。
ここまでは非常に良い滑り出しでした。




Pro Microの取り付けミス

順調だったのもこれまでか。ここで大きなミスを犯してしまいました。
左側のPCBにPro Microを取り付ける際に、キースイッチを取り付ける前にはんだ付けしてしまい2ヶ所のキーが付けられなくなってしまいました。


  • 今見返すとダイオードの付け方が汚い


はんだ付けはじめて5ピンぐらいで気付いて慌てて外そうとしたものの、この時ははんだ吸い取り機も手元になかったのでどうにもならず、途方に暮れてしまいました。
唯一の武器であったはんだ吸い取り線も根深いはんだは吸い取り切れず、チップは焦げ、ピンは曲がり……








・・・

試行錯誤すること数日間、無事に外すことができました!
やはり努力はするものですね!










・・・

グロ注意(マウスオーバーとかタップで見えます)


  • こうするしかなかったんです、信じてください
  • まさにLet's split(?)

Pro Microを買い足し、こんどはちゃんとスイッチから順に組み込みました。
アクリル板も素晴らしい出来です。



右奥に転がってるのは曲がったピンを移植した残骸です。

  • 急ぎで作ろうと思ってPro Microをちょっと金かけてAmazonで買ったら結局チャイナポスト発送になってマジギレしかけた
  • どうせ壊れる(意味深)しロット増やして買っておけばよかった



右側は反省を生かして一発成功しました(写真は撮り忘れ)。
色々あって経験値も貯まったのでこの頃にははんだ付けにも普通に慣れました。

最後に細かいパーツを付ける


Pro Microにはリセットスイッチが付いてないのでタクトスイッチを実装しました。
ケースにギリギリのスペーサーを使ったのとスイッチ部の高さがあったのとで適当に付けたらネジが閉まらなくなってしまったのですが、ピンを曲げて垂直に付けたら高さ的にも見た目的にも完璧な仕上がりになりました。
これは皆さんどんどん真似してもらってOKです。


あと当初の構想ではLEDテープも付けようとしてましたが、前述のゴタゴタで疲れたのと(今は)そんなに光らせる必要が無いと思ってしまったので後回しにしてます。
もし実装したらそれだけで一本記事にします。


というわけで、最後にケースを組み立ててキーキャップをはめて完成しました!



  • 見てもらえれば分かるとおり、ケーブルがクソダサロングになってしまっていたのでカールタイプに新調しました
  • あと買ったネジが長すぎたのと底の部分が出っ張っちゃってたので、底の分だけ低頭ねじを買い足しました
  • せっかくケチったのにこれとPro Microで+1200円ぐらいかかってしまった


次回予告

組み立ててファームウェアを書き換えたりして快適なキー生活を送っていたのもつかの間、ここで大問題が発生する。
何をきっかけにか、右側のPro Microが完全に沈黙してしまう。
TX/RXどちらも完全に死亡、ポートすら認識されず万策尽き果てる。
ここから復活させる起死回生の一手とは…?












次回、安物買いのなんとか編へ続きます。


1 件のコメント:
  1. pro microを先に取り付けてしまって上部2スイッチが基盤に直接取り付けられない問題、
    無理にpro microを取り外さなくても導線を使えばなんとかなったのでは

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